背景
バニラビーンズは、ラン科の植物であるバニラ属(Vanilla)の一種、特にVanilla planifoliaから採取されるスパイスです。
その起源はメキシコ湾岸地域で、トトナカ族が最初に栽培したとされています。
15世紀にアステカ族がトトナカ族を征服した際、バニラの存在を知り、これをカカオと混ぜた飲み物「ショコラトル」に使用しました。
その後、スペイン人がヨーロッパにバニラを持ち帰り、広まりました。
特徴
バニラは蔓性植物で、長く滑らかな緑色の茎と、厚みのある葉を持ちます。花は淡い黄緑色で、直径約5センチの大きさです。
バニラビーンズ自体は細長いさや状で、成熟すると暗褐色になります。
香りの主成分はバニリンで、甘く心地よい香りが特徴です。
利用法
バニラビーンズは主に種子部分が利用されます。さやを縦に割り、中の種子を取り出して使用します。
種子はデザートや焼き菓子、飲料の風味付けに使われ、さや自体も砂糖に漬け込んでバニラシュガーを作るなど、多用途に活用できます。
ハーブティー
バニラビーンズを使用しているハーブティーはこちらです。
2月:ハートフルカカオ