サフラワー

ハーブ

背景

サフラワーはキク科の一年草で、日本では「紅花(ベニバナ)」として古くから親しまれてきました。
古代エジプトでは衣類の染料や薬草として、また中国や日本では染料、漢方薬、食用油の原料として使われてきた歴史があります。
日本では特に山形県が有名な産地で、紅花商人の文化が栄えたことでも知られています。


特徴

サフラワーは、真っすぐに伸びる茎と細長い葉を持ち、初夏にかけて鮮やかな黄色から赤橙色へと変化する花を咲かせます。
花弁は乾燥させて染料やハーブティーに、種子は「サフラワー油(紅花油)」として食用・化粧品用に利用されます。
主な成分には、リノール酸、ビタミンE、カルタミン、サフロールなどが含まれ、抗酸化作用や血流促進、美肌効果が期待されます。


利用法

  • ハーブティー:乾燥させた花びらを使い、血行促進、冷え性、月経不順の緩和を目的としたハーブティーとして飲用されます。独特のほろ苦さとやや甘みのある風味が特徴です
  • 染料:古くは口紅や着物の染料として利用され、淡紅色〜紅色に染まることから「紅(くれない)」の語源にもなりました
  • 食用油:サフラワーの種子から得られるサフラワーオイルは、リノール酸を豊富に含み、動脈硬化の予防や生活習慣病対策に効果的とされ、ドレッシングなどに使用されます
  • スキンケア:サフラワーオイルは保湿力が高く、マッサージオイルやスキンケア製品にも利用されています

注意点

キク科アレルギーの方はご注意ください。


ハーブティー

サフラワーを使用しているハーブティーはこちらです。
10月:秋の趣

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