ネトル

ハーブ

背景

ネトルは、イラクサ科の多年草で、ヨーロッパ、アジア、北アフリカ、北アメリカなど広範囲に自生しています。​
和名では「セイヨウイラクサ」と呼ばれています。
​古代エジプトでは関節炎の痛みを和らげるために使用され、ギリシャやローマでもその薬効が知られていました。​
また、デンマークの青銅器時代の遺跡からは、ネトルの繊維で作られた布が発見されており、衣類や漁網などの素材としても利用されていました。

特徴

ネトルは高さ30~50cmに成長し、茎や葉には細かい刺毛が密生しています。​
これらの刺毛に触れると、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、皮膚に刺激や炎症を引き起こします。
​葉は卵形で鋸歯状の縁を持ち、春先の若葉は特に柔らかく、食用として適しています。

利用法

ネトルの若葉は、スープやソテー、ラザニアの具材として利用され、ホウレンソウの代替としても重宝されています。
​調理の際には、刺毛による刺激を防ぐため、十分に加熱することが重要です。​
また、乾燥させた葉をハーブティーとして楽しむことも一般的です。

ハーブティー

ネトルを使用しているハーブティーはこちらです。
3月:フェアウェル

タイトルとURLをコピーしました