マルベリー

ハーブ

背景

マルベリーは、クワ科の落葉高木で、日本や中国を含むアジア原産の植物です。
日本では「桑(くわ)」として知られ、古くから養蚕業で蚕の餌として利用されてきました。
また、葉や果実は民間薬や食品としても親しまれ、近年では健康効果が注目されるスーパーフードとして再評価されています。

特徴

マルベリーは、高さ10メートル以上に成長することもある落葉樹で、ハート形の葉と、初夏に実る赤紫色から黒紫色の果実が特徴です。
葉にはビタミンCやカルシウム、鉄分、食物繊維が豊富に含まれ、特にDNJ(デオキシノジリマイシン)という成分が糖の吸収を抑える働きを持つとされています。
果実はアントシアニンを多く含み、抗酸化作用が期待されます。

利用法

  • ハーブティー:乾燥させた葉を用いたマルベリーティーは、ほんのり甘く、緑茶に似た風味で飲みやすく、糖の吸収を抑える効果が期待されます
  • 食品:果実は生食のほか、ジャムや果実酒、スムージーなどに利用されます
  • 漢方薬:葉は「桑葉(そうよう)」、果実は「桑椹子(そうじんし)」、根皮は「桑白皮(そうはくひ)」として、解熱、止咳、利尿、抗炎症などの目的で用いられます

ハーブティー

マルベリーを使用しているハーブティーはこちらです。
5月:グリーンブリーズ


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