マジョラム

ハーブ

背景

マジョラムは地中海東部原産のシソ科の多年草で、日本では「スイートマジョラム」や「マヨラナ」とも呼ばれます。
古代ギリシャ・ローマ時代には幸福の象徴とされ、新婚夫婦の冠や香油として利用されていました。
また、ギリシャ神話では愛と美の女神アフロディーテが創造したとされ、古代エジプトではミイラの防腐処理にも用いられた記録があります。

特徴

マジョラムは、高さ30〜60cmほどに成長し、卵形の小さな葉と白や淡紫色の小花を咲かせます。
その香りは、甘く温かみのある松や柑橘を思わせる芳香で、オレガノに似ていますが、より柔らかく繊細です。
主な成分には、カルバクロール、ボルネオール、カンファー、ピネンなどが含まれ、抗菌・抗炎症作用が期待されます。

利用法

  • 料理:マジョラムは、肉料理(特にソーセージやラム)、スープ、シチュー、サラダ、ドレッシングなどに使用されます。また、ハーブミックス「ハーブ・ド・プロヴァンス」や「ザアタル」の材料としても知られています
  • アロマテラピー:マジョラムの精油は、リラックス効果やストレス緩和、不眠症の改善に利用されます。また、筋肉痛や関節痛の緩和にも効果的とされています
  • ハーブティー:消化促進、食欲不振、胃腸の不快感、月経不順、PMS症状の緩和、血糖値の調整などに用いられています

ハーブティー

マジョラムを使用しているハーブティーはこちらです。
9月:月の瞑想

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