背景
ラベンダーは、地中海地域を原産とするシソ科の多年草です。
その歴史は古く、約2,500年前にさかのぼります。古代エジプトでは、ミイラの防腐処理や香料として使用されていました。
ギリシャやローマでもその香りと薬効が評価され、特にローマ人は入浴時にラベンダーを利用し、その名はラテン語の「lavare(洗う)」に由来しています。
特徴
ラベンダーは、細長い灰緑色の葉と、紫色の小さな花を穂状に咲かせるのが特徴です。
その香りはフローラルで爽やかさがあり、リラックス効果があるとされています。
主な成分にはリナロールや酢酸リナリルが含まれ、これらが鎮静作用や抗不安作用をもたらします。
利用法
ラベンダーの花や葉は、料理やハーブティー、ポプリ、サシェなど多用途に利用されます。
料理では、フランスの「プロヴァンス風ハーブミックス」の一部として、肉料理やデザートの風味付けに使われます。
また、精油はアロマテラピーやマッサージオイル、スキンケア製品としても広く活用されています。
ハーブティー
ラベンダーを使用しているハーブティーはこちらです。
4月:春の園