背景
ハイビスカスはアオイ科の植物で、特に「ローゼル」と呼ばれる品種の萼(がく)部分がハーブティーの原料として利用されます。
原産地はアフリカで、古代エジプトでは「カルカデ」として親しまれ、現代でも世界中で愛飲されています。
日本では、観賞用のハイビスカスとは異なり、ローゼルの萼を乾燥させたものがハーブティーや料理に使用されています。
特徴
ハイビスカスティーは、鮮やかなルビー色とクランベリーに似た酸味が特徴です。
主な成分には、クエン酸、リンゴ酸、アントシアニン、ビタミンC、カリウム、ポリフェノールなどが含まれ、抗酸化作用や代謝促進、利尿作用が期待されます。
利用法
- ハーブティー:乾燥したローゼルの萼を使用し、単独またはローズヒップなどとブレンドして飲用されます。ホットでもアイスでも楽しめ、夏場の水分補給やリフレッシュに最適です
- 料理:ジャムやゼリー、シロップ、カクテルの色付けや風味付けに利用されます。また、メキシコの「アグア・デ・ハマイカ」やアフリカの「ビサップ」など、地域ごとの伝統的な飲み物にも使用されています
- 美容・健康:ビタミンCやポリフェノールの抗酸化作用により、美肌効果やアンチエイジング、免疫力向上が期待されます。また、クエン酸による疲労回復や、カリウムによるむくみ解消にも効果的です
ハーブティー
ハイビスカスを使用しているハーブティーはこちらです。
8月:南国の夕日