マテ

その他

背景

マテはモチノキ科の常緑樹で、南米のアルゼンチン、パラグアイ、ブラジル南部を原産とする植物です。日本では「マテ茶」として知られています。
古代から先住民のグアラニー族によって「カア(Caá)」と呼ばれ、儀式や日常の飲み物として親しまれてきました。
16世紀以降、イエズス会の宣教師たちによって栽培が広まり、現在ではアルゼンチンやウルグアイなどで国民的飲料として定着しています。

特徴

マテの葉を乾燥させたグリーンタイプと、焙煎したローストタイプの2種類があります。味わいは草のような香りと独特の苦味があり、焙煎度合いによって風味が異なります。
主な成分には、カフェイン、テオブロミン、テオフィリン、ポリフェノール、ビタミン(B群、C)、ミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム)などが含まれ、抗酸化作用や代謝促進、集中力向上などの効果が期待されます。

利用法

  • ハーブティー:乾燥したマテの葉を使用し、専用の容器(マテ)と金属製のストロー(ボンビージャ)で飲むのが伝統的なスタイルです。また、ティーバッグやフレンチプレスを使って手軽に楽しむこともできます
  • 料理:マテの風味を活かして、アイスクリーム、ケーキ、クッキーなどのスイーツや、マリネ液、ソースの香り付けに利用されます
  • 健康食品:マテの抽出物を含むサプリメントやエナジードリンクが販売されており、疲労回復やダイエットサポートを目的とした商品があります

注意点

  • カフェイン:マテにはカフェインが含まれます
  • 薬との相互作用:マテに含まれるカフェインと中枢神経刺激薬の併用により、相互作用の可能性があります

ハーブティー

マテを使用しているハーブティーはこちらです。
8月:南国の夕日

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